クリニックブログ

2016.04.21更新

こんにちわhand

四月も半ばに入りました。

四月になってからフィラリア予防に来院される方が増えてきました☆

フィラリア予防についてお話させていただきますnote2

 

フィラリア症とは?

蚊が媒介する代表的な犬の病気です。犬フィラリアが肺動脈や心臓に寄生することにより発生します。フィラリアが多数寄生することで血液の流れが妨げられ、様々な障害が発生し、放置することで死に至る場合もあります。

◎フィラリア症の症状は?

*咳が出る*元気がない*食欲がない*お腹が膨らんできた*呼吸が苦しそう*尿が赤くなる

犬フィラリアの寄生があっても症状がみられない場合もあります

◎フィラリア予防薬の投薬期間は?

犬フィラリア症の予防薬は実は犬フィラリアの幼虫を駆除するお薬です。蚊が犬フィラリアの幼虫を運んできて、それが体内に入りますが、すぐにお薬を飲まなくても問題ありません。

幼虫が心臓に到達するには時間がかかります。蚊が活動を開始して1ヵ月後に投与する薬で、それまでに感染した幼虫は十分駆除することが可能です。

ですので、4月の上旬に蚊がみられた場合、1ヵ月後の5月からお薬を開始し、蚊がいなくなってら1ヵ月後(11月終わりから12月)の投薬を推奨しています。

◎月1回の投薬はお薬が1ヶ月間効いているから?

犬フィラリア症の予防薬は、心臓に寄生してしまう前に幼虫を駆除するために投与します。

駆除効果が持続するのではなく、投薬前1ヶ月間に感染した犬フィラリアの幼虫を駆除するものです。

効果が1ヶ月間持続するわけではありません。

毎月の投薬を忘れずに行いましょう☆

投稿者: 河田動物病院

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