SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という感染症をご存じでしょうか。
これはSFTSウイルスを保有したマダニが媒介する犬猫にも人にも感染し、それぞれ死亡する可能性(猫:60%、ヒト:30%、犬:40%)のある人獣共通感染症です。
マダニによる吸血で感染した猫(犬)との濃厚接触による感染(動物を介した感染)とマダニの吸血による感染(動物を介さずマダニから直接感染)がありますので
マダニの駆除をしているから大丈夫!とは安心できないものです。
マダニは草むらや木の上で待機しており、寄生のチャンスを伺っているのです。
不必要に木の下を歩かない、草むらの散歩を避ける、猫の外出をできる限りさせずに家の中にいてもらうなどの対策が必要になってきます。
今までにも地方(特に九州など)で感染や発生が確認されてはいましたが、神奈川県内での確認はされていませんでした。
ニュースで見られたという方もいらっしゃるかと思いますが、先月の7月に松田町での確認が発表されました。
神奈川県内での発生ということで、当院では全オーナー様に注意喚起を強化し、病気について知っていただこうと簡単にまとめた冊子をお配りしています。
まだお渡しできていない方がいらっしゃいましたら受付やスタッフにお声がけください。